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がん医療用薬剤の開発

宇部工業高等専門学校物質工学科 教授 廣原 志保 研究者の紹介 >

◆がんの診断と治療を同時に行う、ポルフィリンを基盤とした高分子ミセル薬剤です。

 

 

概要

わが国のがんによる死亡数は年々増加傾向にあります。そのような背景から、現在がん医療では、がん診断・治療を同時に行うセラノスティクス薬剤の開発が望まれています。

本技術はがんの診断と治療を同時に行う、がん医療用薬剤です。

 

 

 

技術の特徴

本技術は、以下の2つです。

①糖連結ポルフィリン誘導体:高い水溶性とがん集積性を有する。陽電子放出断層撮影を用いることで、がん診断能の付与が可能。

②セラノスティクス薬剤を内包する高分子ミセル:がん集積性を示し、また、がん診断と治療の両方が可能。

 

 

技術の優位性

開発したポルフィリン誘導体は、細胞実験において市販薬剤の数万倍、動物実験でも250倍の高い光線力学的治療効果を示した。また、開発した高分子ミセルは、内包する色素を変更することで、様々ながん診断法、がん治療法に展開できることが期待される。

 

 

関連特許

1. 新規な糖連結クロリン誘導体(特許第5290142号)
2. 悪性腫瘍のPET診断用トレーサー(特許第6263716号)
3. 両親媒性ブロック共重合体(特願2020-151697)

 

 

外部資金事業 (一部記載)

1. 科研費 基盤研究(C)
 「セラノスティクスがん医療のためのPET-BNCTデュアル機能性ポルフィリンの開発」
2. 受託研究
 「ナノ粒子型光増感剤PLPの性能評価」カネカ
3. 受託研究
 「BNCT用薬剤の評価」京都メディカルテクノロジー
4. 2018年度コスメトロジー研究助成
5. 公益財団法人小柳財団 平成30年度研究助成