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確率論的手法に基づく副作用の原因薬推定技術

山口大学医学部 システムバイオインフォマティクス講座
AI医学・医療研究教育センター 教授 浅井 義之 研究者の紹介 >

◆確率論的手法に基づく副作用の原因薬推定技術です。

 

 

概要

投薬は主要な疾患治療の手法です。しかし、時として発疹、発熱、肺炎などの副作用が出現する場合があります。特に患者さんが複数薬を服用している場合は、どの薬が原因となっているのかを追求する必要があります。

副作用報告データベースに収録されている過去の大量の副作用-原因薬情報に基づいて開発された本技術により、副作用の原因薬同定を行うことが可能になります。

 

 

技術の特徴

本技術は、患者が服用している複数薬のうち、副作用の原因薬を確率論的な手法を用いて推定する技術です。医薬品医療機器総合機構(PMDA)が提供している副作用報告データベースの情報を利用し、副作用名と各患者が服用中の薬の種類から、確率論的に原因薬として疑わしい順に順位付けを行います。

 

 

技術の優位性

本技術は、医師のみでなく、患者に近い薬剤師・看護師が副作用に関する詳細情報を盛り込むことを可能にします。これにより、見落としを減らし、診断・対処の加速化に貢献すると考えられます。

 

 

関連特許

1. インタラクティブシミュレーションシステム、シミュレータ、インタラクティブシミュレーション方法、および、
 インタラクティブシミュレーションプログラム(特願2019-042052)
2. 情報処理装置と情報処理プログラムと情報処理方法(特願2021-048038)
3. 情報処理装置と情報処理プログラムと情報処理方法(特願2021-067508)
4. 副作用の被疑薬推定支援装置と被疑薬推定支援プログラムと被疑薬推定支援方法(特願2021-151548)
5. 病気の重症化予測システム(特願2021-167363)
6. 妊娠高血圧症候群の発症予測支援システムと発症予測支援プログラムと発症予測支援方法(特願2021-19076)

 

外部資金事業 (一部記載)

1. 科研費 挑戦的研究(萌芽)
 「人工知能による遺伝子発現プロファイル解析に基づいた子宮内膜症の新規治療標的の探索」
2 科研費 基盤研究(C)
 「インシリコとモノをつなぐ汎用的双方向シミュレーションフレームワーク開発と実証研究」
3. 山口大学 山口大学医学部附属病院トランスレーショナルリサーチ推進助成金
 「システムバイオロジー的アプローチと機械学習による同種血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病(GVHD)の重症化リスク予測技術の開発」