本市では、産学公金が連携する「宇部市成長産業推進協議会」を設置し、医療・健康や環境・エネルギー、次世代技術に関連する分野を成長産業分野と位置づけ、その創出・育成による地域産業力の強化に取り組んでいます。
このたび、天候に左右されず、環境に優しいクリーンエネルギーを社会に導入し、世界のエネルギー問題解決に挑戦するため、山口大学から環境・エネルギー分野のスタートアップ企業である株式会社Blue Water Energyが設立されました。
1.合同記者会見概要
日時 令和7年8月8日(金)13時30分から
場所 宇部市役所本庁3階 応接室
【主な出席者】
2.事業概要
本事業は、山口大学比嘉研究室の技術を基盤とした、海水と淡水の塩分濃度差を利用してイオン交換膜を介したイオン移動により発電する濃度差発電(RED:Reverse Electrodialysis)技術の実用化を目指すもので、地域のエネルギー自給率向上と脱炭素化に貢献する革新的な再生可能エネルギー事業です。今後、宇部市を中心とした、製造拠点、研究開発施設、実証施設の設置を計画しており、地域における雇用の創出や、関連企業の集積など、地域経済の活性化が期待されます。
3.出席者コメント
【宇部市長】
世界中でエネルギー問題が大きな課題となっている中で、この新しい濃度差発電技術が社会に実装されることは、カーボンニュートラルへの大きな弾みとなるだけでなく、様々なエネルギー問題を解決する大きなきっかけになるものであり、それを宇部でスタートできることを大変嬉しく思うとともに、本市として、今回のプロジェクトをしっかりと支援していく。
今後、本市を中心とした製造拠点、各種実験・研究開発施設、実証施設の設置により、地域における雇用創出や関連企業の集積など、地域経済の活性化に期待している。
【株式会社Blue Water Energy 代表取締役 山地 正洋】
この度は、ありがたい支援をいただき感謝している。
濃度差発電技術は、24時間365日、どんな天候でも一定の発電量を供給できる点にこれまでにない大きな強みがある。
2029年頃から売上を伸ばし、2036年には時価総額1,000億円以上を達成し、上場することを必達目標としている。
人類のエネルギー問題の解決という壮大な事業を進めるためには、自治体や様々な事業会社の皆様の協力が不可欠であり、一緒にこの会社を育てていただくような形でご支援いただきたい。
【国立大学法人山口大学 佐藤副学長】
山口大学は、比嘉教授が長年にわたり研究を重ねてこられた濃度差発電技術の実用化・事業化に深く関与してきた。
今年度からは、比嘉教授が代表を務める「ブルーエナジーセンター」を、学長による「トップダウン型産学公連携研究拠点」として認定し、今後も大学として継続的かつ組織的に体制強化を図り、サポートしていくことを決定した。
今後もBlue Water Energy社との共同研究を通じて連携を深めながら、「宇部市から世界へ」を合言葉に、エネルギー問題の解決に向けた研究開発と事業化を強力に推進していきたい。